表面研のHPへようこそ! 4年の荒木です!
ここでは、研究室での学部4年生の1年間の大まかなスケジュールと過ごし方、さらには表面研ならではの特色を、主に学部3年生を対象にして紹介していきます!!
***表面研での1年間***
まずは、表面研の1年間を通したスケジュールを説明したいと思います。ここに記すスケジュールは、実際に私が過ごした例をもとにしています。
4月 | 研究室に配属。週に一回の4年生ゼミ開始。私たちの場合は英語の教科書読みを行いました。また、講座で花見もしました。 |
5月 | 4年生実験開始!STMによるHOPGの表面観察と銀を真空中で加熱し、基盤に蒸着させる真空蒸着実験を行いました。また、研究室の新歓がありました。今年は学生部屋にて皆で鍋を食べました。 |
6月 | 5月からの実験の続きと仕上げ。AFMによる蒸着させた銀薄膜表面の観察、さらにはその波長ごとの光吸収スペクトルを、分光光度計を用いて測定しました。月末には、2ヶ月間の実験をまとめて、レポートを提出しました。 |
7月・8月 | この2ヶ月間は研究室の活動(ゼミ、実験)がなくなり、院試勉強の期間となります。もちろん、4月からも空いた時間を使って院試勉強をしていましたが、この期間は完全に院試勉強に集中します。 |
9月 | 院試を終えると1ヶ月間の夏休みとなります。また、修士1年の方々が院試お疲れ様会を開いてくださいました。 |
10月 | 新学期start! 4年ゼミに加えて研究室全体のゼミにも参加します。今年は、この時期に二つの装置、STM班とEELS班(EELSについて詳しくは研究紹介(EELS班)を参照してください)に分かれて実験を行いました。私は実験だけでなく、装置のマニュアル読みもしました。また、研究室の芋煮会を行いました。 |
11月 | ゼミ、それぞれの実験の継続。 |
12月・1月 | 卒論に向けてテーマを考え実験を繰り返します。また、研究室の忘年会が行われる予定です。 |
2月 | 卒論発表の準備and卒論発表。 |
3月 | 卒論原稿作り。基本的には春休みなので、自分のペースで原稿にしていきます。 |
年間のスケジュールはこのような通りです。来年度もこのスケジュール通りに動くとは限りませんが、参考になれば幸いです。
図1:今年の新歓@学生部屋
***表面研の特徴***
・物理の考え方を学ぶ4年ゼミ
4月から始まる4年ゼミは教科書読みを行いました。表面研ではどんどん教科書を読み進めるスタンスではなく、どちらかというと教科書読みを通して物理の考え方を須藤先生から学びます。これまでは、高校受験、大学受験、さらには授業のテストなどを通して、皆さん一生懸命勉強してきたとは思います。しかし、皆さんは4年生になって各々が研究を始めたとき、そこではもうこれまでの勉強の仕方や考え方では通用しなくなります。(もちろんこれまでの勉強が無意味になるという意味ではありません)なぜなら、これからは、まだ答えの見つかっていないものに対して、研究を通して皆さん自身でその答えを発見していかなくてはならないからです。この4年ゼミではそのために、新しい物理の考え方、概念を学ぶことが大きな目的となっています。
・研究室の柔軟性
4年生で就職、修士を卒業して就職、あるいは博士課程まで進学するなど様々な進路が皆さんにはあると思いますが、表面研では各々の進路に合わせて自分で研究室での過ごし方を決定することができます。就活に対してもインターンシップの参加や就活に費やす時間なども自由です。要するに、自分のことは自分で決めて、やりたいように過ごすことができます。
・装置の充実
表面研にはSTM、HREELSの大きな二つの装置に加え、電子線回折を用いたLEEDや3年実験で使用する小型STMと、充実した装置の設備が備わっています。このことによって研究の幅も広がり、研究の自由度も高くなります。
・頻繁な議論の機会
表面研では、週1回のゼミ以外にも積極的に自主ゼミを行っています。そのため、修士課程・博士課程の方々と共に考え、議論できる機会が多く、大変ためになると思います。
私からの紹介は以上となりますが、他にも表面研のいいところはたくさんあります。HPを見て表面研に少しでも興味を持ってくれた方は、是非とも一度理学部総合A棟502の学生部屋に研究室見学にお越し下さい! いつでも歓迎します!!
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